OverlayBitmap::getDC Method
デバイスコンテキストを返します。
構文
HDC getDC() const;
戻り値
メソッドが成功した場合、戻り値はOverlayBitmapクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmapオブジェクトが使用しているデバイスコンテキストを識別します。
失敗した場合の戻り値はNULLとなります。
サンプル
アプリケーションは返されたデバイスコンテキストを使ってOverlayBitmapクラスのメソッドが提供していないGDI処理を実行することができます。
アプリケーションはgetDCをコールする前にOverlayBitmap::beginPaintクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::beginPaint Methodをコールしなければなりません。
OverlayBitmap::beginPaintクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::beginPaint Methodデバイスコンテキストを作成し、その中のOverlayBitmap オブジェクトのビットマップを選択します。
OverlayBitmap::beginPaintをコールせずにgetDCをコールした場合NULLが返され例外が投げられます。
全てのGDI処理が行われた後、OverlayBitmap::endPaintクラスライブラリリファレンス>クラス>OverlayBitmap>OverlayBitmap::endPaint Methodメソッドをコールしてデバイスコンテキストを解放し、GDI処理の結果がライブ画像上に表示されるようにする必要があります。
構文
この例ではOverlayBitmapオブジェクトのデバイスコンテキストの取得方法を紹介します。
smart_ptr<DShowLib::OverlayBitmap> pOverlayBitmap;
HDC hDC;
pOverlayBitmap = m_Grabber.getOverlay();
pOverlayBitmap->beginPaint();
hDC = pOverlayBitmap->getDC();
if( hDC != NULL)
{
// hDCを使用しGDI関数を実行
}
pOverlayBitmap->endPaint();