The Imaging Source社のICImagingControlは、Windowsの開発環境、VisualStudioにて、同社の産業用カメラやビデオキャプチャデバイスを簡単に制御する為のソフトウェア開発キットです。
こちらはAPIリファレンスマニュアルページのサイトです。ICImagingControlはサンプルソースも多数用意されており、プログラム開発工数を最小化する事ができます。
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このチャプターでは次の項目に関して説明いたします。
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システム要件
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アプリケーションの配布について
必要とされるファイル
次のリストはIC Imaging Controlがきちんと動作するのに必要な全ファイルの一覧です。これらのファイルがクライアントコンピュータに存在しているのを確かめてください。それらのバージョンが適切であるかどうかも確認してください。バージョンが古い場合にはアップデートする必要があります。
デフォルトのIC Imaging ControlインストールパスはMy Documents\IC Imaginging Control 3.4です。
"My Documents"の部分は使用 されるOSの言語によって異なりますので注意してください。32bitアプリケーション向けのバイナリファイルはredist\C++\win32に、64bit向けにはredist\C++\x64\ディレクトリ内にあります。64 bit のファイルの名前には _x64が入ります。
以下のファイルが必要とされるものです。
32bitアプリケーション
● TIS_UDSHL11.dll64bitアプリケーション
● TIS_UDSHL11_x64.dllターゲットディレクトリ: アプリケーションディレクトリ
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最新のIC Imaging Controlに新しく導入された機能、変更点について紹介します。
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What's New in version 3.4 since version 3.3
IC Imaging Control 3.3 から IC Imaging Control 3.4への変更点について
概要
すべてのIC Imaging Control class libraryのコンポーネントは TIS_UDSHL11.dllにまとまりました。 これにより、異なるバージョンのCランタイムライブラリは必要なくなりました。必要なコンポーネントの詳細については アプリケーションの配布についてを参照してください。
Y16ビデオフォーマットでもOverlayBitmapが利用できるようになりました
Y16にセットされたvideo format と sink format でもoverlay bitmap が使用できるようになりました。
有効なデバイスに変更があった場合の通知機能
新しいコールバックGrabberListener::deviceListChangedクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListener>GrabberListener::deviceListChanged Methodは有効なデバイスリストに変更があった場合に働きます。
ビデオフォーマットのBinningとSkippingの強化
VideoFormatItemクラスライブラリリファレンス>クラス>VideoFormatItemとVideoFormatDescクラスライブラリリファレンス>クラス>VideoFormatDescクラスはより強化されたbinningとskippingの関数に置き換えられます。たとえば以前使用されていたVideoFormatItem::getBinningFactorクラスライブラリリファレンス>クラス>VideoFormatItem>VideoFormatItem::getBinningFactor Methodはより詳細に設定できるVideoFormatItem::getBinningFactorVerticalクラスライブラリリファレンス>クラス>VideoFormatItem>VideoFormatItem::getBinningFactorVertical MethodやVideoFormatDesc::getSkippingFactorHorizontalクラスライブラリリファレンス>クラス>VideoFormatItem>VideoFormatDesc::getSkippingFactorHorizontal Methodに置き換えられます。
新しい関数
ICImagingControl3.4で追加された、新しいクラスやメソッドです。
新しい関数リファレンスWhat's New>What's New in version 3.4>追加されたクラス
新しい関数のリスト
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Visual Basic and Visual C++ 7.1, 8.0, 9.1, 10には IC Imaging Controlを使ったアプリケーションを簡単にセットアップできるウィザードがございます。フレームフィルタやフレームフィルタモジュールのセットアップも同様に可能です。
IC Imaging Control のウィザード名には全て"IC"が頭に付きます。例: "IC Frame Filter Class"
- ダイアログアプリケーションウィザードプロジェクトウィザード>ダイアログアプリケーションウィザード
ウィザードを使用しVisual C++ ダイアログベースのアプリケーションプロジェクトを作成する方法について説明します。
- フレームフィルタクラスウィザードプロジェクトウィザード>フレームフィルタクラスウィザード
ウィザードを使用し新しいフレームフィルタークラスを作成する方法について説明します。
- フレームフィルタパラメータウィザードプロジェクトウィザード>フレームフィルタパラメータウィザード
ウィザードを使用して新しいパラメータをフレームフィルタクラスに追加する方法について説明します。
- フレームフィルタモジュールウィザードプロジェクトウィザード>フレームフィルタモジュールウィザード
ウィザードを使用しフレームフィルタモジュールを作成する方法について説明します。フレームフィルタモジュールは IC Imaging Controlアプリケーションを使ってロードすることができます。
- ダイアログアプリケーションウィザードプロジェクトウィザード>ダイアログアプリケーションウィザード