ダイアログアプリケーションウィザード

ここではウィザードを使用してVisual C++ダイアログベースのアプリケーションプロジェクトを作成する方法について説明します。

概要

Visual VC++プロジェクトを新規作成するには大変手間がかかるため、 IC Imaging Controlではアプリケーションウィザードを備えています。このウィザードではダイアログベースのアプリケーションを作成することができます。 以下のような機能を提供しています。

  • ビデオキャプチャデバイス選択用のボタンハンドラ
  • イメージセッティング用ボタンハンドラ
  • ライブ画像の開始と停止用のボタンハンドラ
  • 前に使用したデバイスを自動的にリロード

オプションの機能には以下のようなものがあります。

  • 画像処理機能の追加
  • ライブ画像表示の代わりに画像処理の結果を表示させる

使い方

まず最初にVisual Studioを立ち上げます。スタートページが表示されたら作成 をクリックします。もしくはVisual Studioのメニューから、ファイル -> 新規作成 -> プロジェクトと選択してください。
以下のようなダイアログが表示されます。

IC Dialog Applicationというアイコンを選択しプロジェクト名を入力ます。ここでは例として"ImageProcessing"としておきます。OK ボタンを押せばこれで プロジェクトのプロパティの設定が可能となります。

IC License Keyの欄にライセンスキーを入力します。トライアル用のIC Imaging Controlを使用している場合は'0 'を入力します。

Enable image processingのボックスにチェックを入れた場合、ウィザードはプロジェクトにCListenerクラスを挿入します。このクラスはGrabberListenerクラスライブラリリファレンス>クラス>GrabberListenerより継承されるもので、メインクラスのGrabberクラスライブラリリファレンス>クラス>Grabberにはコールバックハンドラとして登録されます。画像処理はCListenerで行われます。ウィザードが生成するソースコードには基本的な画像処理タスクとして、イメージを反転させる方法が書かれています。

Display the resulting imageのボックスにチェックを入れた場合、ライブ画像を表示する代わりに画像処理後のイメージを表示するようになります。

このディレクトリににはclasslib\*\TIS_UDSHL*.LIBライブラリが含まれています。

このディレクトリににはclasslib\*\TIS_UDSHL*.LIBライブラリが含まれています。またプロジェクトの実行ファイルもこれらのディレクトリに保存されており、これによって依存性の問題が全て解決できることになります。

ここまでの手順を終えたら、Finishボタンを押してください。ウィザードによってプロジェクトが作成されます。F5キーを押してプロジェクトを実行させてください。作成されたダイアログアプリケーションはこのようになります。


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