OverlayBitmap::setFont Method
OverlayBitmapオブジェクトのフォントを設定します。
構文
bool setFont(const char* faceName, int iSize = 10);
bool setFont(const std::string& faceName, int iSize = 10);
bool setFont(const std::wstring& szFaceName, int iSize = 10);
bool setFont(IFont* pFont);
パラメータ | 説明 |
---|---|
faceName | フォントのタイプフェイス名を指定するNULL終端文字。この文字列は30文字以下でなければなりません。 |
iSize | 希望するフォントサイズを指定します。デフォルトでは10となっています。 |
pFont | IFont COM フォントオブジェクトポインタへのインターフェースポインタです。 |
戻り値
正常に行われた場合はtrue、そうでない場合はfalse。
備考
このメソッドはOverlayBitmapオブジェクトのビットマップ上に描画するテキストのフォントの設定に使用されます。
一度フォントを設定すると、新しく設定されるまで全てのテキストの描画に使用されます。
指定されたフォントはGDI TextOut()関数にも使用されます。
サンプル
この例では別々のフォントサイズを設定する方法を紹介します。
smart_ptr <DShowLib::OverlayBitmap>pOverlayBitmap;
pOverlayBitmap = m_Grabber.getOverlay( );
// オーバーレイが有効であることを確認
pOverlayBitmap->setEnable(true);
// 大きなキャプションを描画
pOverlayBitmap->setFont("Arial",20);
pOverlayBitmap->drawText( RGB(255,0,0), 5, 0, "Caption" );
// 小さめのフォントでテキストを描画
pOverlayBitmap->setFont("Arial",10);
pOverlayBitmap->drawText( RGB(255,0,0), 10, 35, "Text line 1" );
pOverlayBitmap->drawText( RGB(255,0,0), 10, 50, "Text line 2" );