はじめに:Visual Studio .NET
ここではIC Imaging Controlを起動する方法から説明します。
たった数回のマウスクリックと1行のコードを使えば、デバイスからのライブ画像を.NET program上で表示させることができます。ここでは Visual Basic™ でプロジェクトを新規作成する方法を説明します。C#™ でプロジェクトを作成するのもほぼ同じやり方です。
プロジェクトの新規作成
すでにIC Imaging Control をインストールし、Visual Studio .NETを立ち上げているかと思いますので、次はプロジェクトを作成に移りたいと思います。”ファイル”メニューより、”新規作成”コマンドを選び、そして ”プロジェクト”を選択します。
そこで”Visual Basic Project” を ”プロジェクトの種類” として選び、 ”Windows Application” を ”テンプレート”とします。ここではアプリケーション名を ”FirstStep” としてOKボタンをクリックすると新規プロジェクトが作成されます。
新しいプロジェクトができたので、”ツールボックス” より ”コンポーネント” タブを選択します。
”ツールボックス” が見つからない場合は”表示”メニューより ”ツールボックス” を選択します
”ツールボックス” を右クリックし コンテキストメニューより ”アイテムの選択” を選択します。すると”ツールボックスアイテムの選択”ダイアログが表示されますので、ICImagingControl が見つかるまでスクロールしてください。
バージョンが3.1であることを確認し、チェックを入れて ”OK” ボタンを押してください。
.ICImagingControl が ”ツールボックス” のリストに入り、使用可能となります。
コントロールの作成
”ツールボックス” よりICImagingControl コンポーネントを選択し、フォームに描画します。
白の長方形がフォーム内に現れるかと思います。コントロールを右クリックしてコンテキストメニューより ”プロパティ” を選択し、ICImagingControl の ”プロパティ” ウィンドウを表示させます。
ビデオソースの選択
プロパティウィンドウで ”Device” プロパティを選択し ”...” ボタンをクリックします。
デバイスセッティングの作成
ダイアログが現れ、デバイスの選択が可能となります。またビデオノーム、ビデオフォーマット、入力チャンネルの設定もできるようになります。
イメージセッティングの調整
画像設定を調整する時には ”VCDPropertyItems” プロパティを選択し、”...” ボタンをクリックします。
ダイアログが現れイメージセッティングの調整ができるようになります。ダイアログを開いている間もライブ画像を表示しておけば調整の結果をリアルタイムで確認できます。
プログラムの追加
画像取り込みデバイスの調整が終わりましたので、あとはFormLoad イベントのコード1行だけでライブ画像の表示が可能となります。
Private Sub Form1_Load(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles MyBase.Load IcImagingControl1.LiveStart() End Sub
private void Form1_Load(object sender, System.EventArgs e) { icImagingControl1.LiveStart(); }
プログラムを実行する
これで全て完了しましたので、F5キーを押すとプログラムがライブ画像を表示します。