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アプリケーションノート 2018年07月30日
VCXシリーズに新たな派生モデル"VCX.R"が追加
最新のSony製高画素CMOSセンサがシステムコストに革新を与えます!

VCX.Rシリーズでは裏面照射型CMOSセンサ "Exmor R" を搭載した"STARVIS"を採用。フォトダイオード層を前に読み出し回路層を後ろにと、今までのセンサとは構造を逆にする事でSTARVISでは高い量子効率を実現しています。この裏面照射型(BSI)センサを採用した事で、VCX.Rでは高解像度化によるピクセルサイズの縮小があっても高い感度を維持する事が可能になりました。また、最新のSonyCMOSの特徴でもある低ノイズ高ダイナミックレンジな特性も持っておりますので、高精細と高画質、高感度とより高精度な計測を必要とするシステムに必要な要素がそろった製品に仕上がっています。

センササイズは最大でも1"でCマウントレンズが利用可能。Cマウント仕様のためこれまでの高画素カメラで悩ましかったレンズ選択肢はより広がり、レンズコストも抑える事が可能です。また、STARVISではローリングシャッターを採用しておりセンササイズも小型なため、これまでの高画素でセンササイズの大きい製品に比べ大幅なコストダウンが見込めます。


図1 解像度を上げる事で文字やバーとスペースが読み取り易くなる例

例えば上の図1の画像のように高画素化する事で広い視野を確保しつつ、より精度の高いバーコード読み取りが行えるようになり、バーコードの誤読率低下や文字のOCR読取率の向上に役立ちますが、高額で大きなセンサを採用した高画素カメラを使用しなくてもこのVCX.Rを使う事で革新的なコストダウンをシステムにもたらします。

STARVISが採用するローリングシャッターはグローバルシャッターとは違い、動体を撮影するのには適していませんが、VCX.Rではローリングシャッターによる動体撮影時の特有の歪みに対処するためグローバルリセットリリース(GRR)モードを搭載。ストロボ同期によるトリガー撮影時にこのモードを利用する事で歪みのないグローバルシャッタで撮影したような画像を取得する事が可能です。

コストは下げつつ分解能を上げたいお客様は今後もラインナップが増えるSTARVIS搭載シリーズ"VCX.R"に是非ご注目ください。

USB3.0モデルラインナップ:モノクロセンサ、:カラーセンサ)

商品コード(型番)   解像度 フレームレート センサ ピクセルサイズ
[μm]
センサメーカー
VCXU-22.R 1920×1080 138fps 1/2.8” 2.9 Sony[Starvis] IMX290
VCXU.2-65.R 3072×2048 47fps 1/1.8” 2.4 Sony[Starvis] IMX178
VCXU-125.R 4000×3000 29fps 1/1.7” 1.85 Sony[Starvis] IMX226
VCXU.2-201.R 5472×3648 15fps 1” 2.4 Sony IMX183


GigEモデルラインナップ:モノクロセンサ、:カラーセンサ)

商品コード
(型番)
解像度 フレームレート
(モノクロ/カラー)
センサ ピクセルサイズ
[μm]
センサメーカー IP67
モデル
VCXG-22.R 1920×1080 58fps 1/2.8” 2.9 Sony [Starvis] IMX290 ×
VCXG.2-65.R 3072×2048 19fps 1/1.8” 2.4 Sony [Starvis] IMX178 ×
VCXG-125.R 4000×3000 10fps 1/1.7” 1.85 Sony [Starvis] IMX226 ×
VCXG.2-201.R 5472×3648 5fps 1” 2.4 Sony IMX183
Baumer VCXGシリーズへのリンク Baumer VCXUシリーズへのリンク
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