商品コード・型番	CTR-52
特徴	４チャンネルのLED制御ドライバ
	電流制御によるLED照明の連続オペレーション
	電圧制御により短く精密なハイパワーLEDフラッシュ
	Modbus TCP/IP経由でのフルコントロールが可能（ダウンロード：PDF）
	MS Windowsベースの制御ソフトウェア、マルチOS Pythonスクリプト（ダウンロード：zip）
	カメラの露光時間との同期制御に対応
	LEDチャンネルに割り当る４つの光結合トリガー I/Oライン
	パッシブ冷却・オーバヒート保護回路内蔵
	様々は連続制御モード、測定対象物へシェープ強調やシャドー照射
動作電圧	24V DC/ 4A　±5%, 最小順電圧より２V高いLED光源
LED定常電流 （ON&自動モード） ※１	最小50mA　チャンネル毎に1.5A
LEDフラッシュ電流 ※２	150mA ～ 25A
最小フラッシュ幅	20μ秒（LED動作ポイントとデューティーサイクルによって異なる）
最大フラッシュ幅	59秒
最大トリガー周波数	10kHz
最大フラッシュ・レイテンシ ※３	５μ秒
フラッシュ間隔と遅延 最小設定ステップ	１μ秒
LED照明への電圧レンジ	約1.9 ～ 21.6V
寸法(H x W x D)	53 × 80 × 93mm
重量	220g
コネクタ	２ピン・プラグコンタクト（RM5.08） ７ピン・プラグコンタクト（RM3.81） ２ピン・inv.プラグコンタクト（RM3.81） RJ45イーサネット
認証	CE、RoHS
防塵保護グレード	IP20
湿度	30 ～ 70%
動作環境温度	10 ～ 30℃

• ※１：100mA以下のLED電流はLED照明でフリッカーを発生させる可能性があります。
• ※２：フラッシュのエネルギーはコンデンサから供給され、十分なチャージ時間を必要とします。
  フラッシュ・エネルギーはフラッシュ周期×フラッシュ幅x電流で計算でき、１Aまでで制限されます。
  例）100フラッシュ/秒 × 100μ秒 × 30A = 0.3A
• ※３：電流が高く、サイクル時間が短いほど、レイテンシは大きくなる可能性があります。
  

ピン	ピン名	CTR-52
１	24 VDC	24 VDC	電源入力
２	GND	GND	電源Ground
３	Trg.1	トリガー１ 12-24V ※１	内部光カップリング
４	Trg.2	トリガー２ 12-24V	内部光カップリング
５	Trg.3	トリガー３ 12-24V	内部光カップリング
６	Trg.4	トリガー４ 12-24V	内部光カップリング
７	Trg.GND	トリガー Ground	内部光カップリング
８	-	使用なし	-
９	-	使用なし	-
ピン	ピン名	線 ※２	LED照明への出力
10	LED1+	白色線 + 茶色線	チャンネル１
11	LED1- ※３	黒色線 + 青色線	チャンネル１
12	LED2+	白色線 + 茶色線	チャンネル２
13	LED2- ※３	黒色線 + 青色線	チャンネル２
14	LED3+	白色線 + 茶色線	チャンネル３
15	LED3- ※３	黒色線 + 青色線	チャンネル３
16	LED4+	白色線 + 茶色線	チャンネル４
17	LED4- ※３	黒色線 + 青色線	チャンネル４
	ポート
	イーサネット	RJ45 ネットワークケーブル	Modbus・イーサネット経由

• ※１：信号High ≥ 10V、信号Low ≤ 2V
• ※２：MBJ Imagingの接続ケーブル & MBJ LED照明で制御コントローラー・インタフェイス-X用です。
• ※３：LED（－）を電源の外部Ground又はトリガー信号のGroundに接続しないでください。
  接続LED照明やデバイスが故障する原因になります。

定常光モード　CTR-52接続例：制御コントローラー・インタフェイス-X用

モード	CTR-52
STEADY	連続光・LED常時ON
AUTO	トリガー信号でのLED出力
FLASH ※１	Modbusプロトコル経由でのフラッシュ、遅延、間隔時間のマニュアル設定
OFF	LED出力スイッチOFF

• ※１：CTR-52で工場出荷時の動作モードは、フラッシュ150mA、300μ秒に設定されています。
  他の動作モードにはModBusインタフェイス経由で変更設定が可能です。

ハードウェア

CTR52のLEDコントローラーで提供している標準フィールドバス・インタフェイスはModBus TCPに準拠しています。ModBusはプログラマブル・ロジック・コントローラー（PLC）で使用するデータ通信プロトコルです。

ModBusのセットアップ

CTRコントローラーは、イーサネット経由でLED照明の設定にアクセスできるModbus デバイスです。コントローラーは、１つのデバイス（マスター）だけがトランザクション（クエリ）を開始できるマスター/スレーブ技術を使用して通信します。他のデバイス（スレーブ）は、要求されたデータをマスターに提供するか、クエリで要求されたアクションを実行することによって応答します。CTR LED照明コントローラーは Modbus スレーブとして実装されます。CTR はマスターからメッセージを受信し処理して応答します。製品自体からメッセージは送信しません。

Modbusセットアップ
Modbusタイプ	スレーブ(サーバー)
Modbusフォーマット	Modbus TCP
出力データモード	自動

備考

• ・デフォルトのデバイスの IP アドレスは 192.168.0.99 です。
  アドレスはMBJ ソフトウェアパッケージに付属するコマンド・ラインツールを介して変更できます。
• ・デバイスの背面にあるRESETボタンを使用して、工場出荷時のデフォルト設定に戻すことができます。
• ・詳細については、フィールドバス通信プロトコルの定義を参照してください。

• （CTR-52の固定IPアドレスが不明になった場合）
• ① CTR-52の電源をOFF
• ② 本体裏面のリセットボタン（写真参照）を押しながら電源をON
• 　（この際、リセットボタンは約10秒押したままにする）
• ③ リセットボタンを離した後、約10秒待機

ソフトウェア

CTR-52は、様々の方法でプログムが可能です。

• ・詳細なプロトコル定義で提供されるModbusダイレクトアクセス
• ・MS WindowsベースのユーザーインタフェイスMBJソフトウェア
• ・一般的なアプリケーション用のPythonスクリプト
  Modbusプロトコル・ダウンロード
  Window インストーラー&スクリプト・ダウンロード

メカニカルインテグレーション：組み込み

CTR-52コントローラーには、トップハットのレールマウントが付属し、LED照明、制御信号、入力電源用のプラグ設定が提供されています。

ステータスLED　CTR-52

LED	ステータス	意味
LED1	OFF ON	チャンネル1LED照明検知されず チャンネル1LED照明検知・接続
LED2	OFF ON	チャンネル2LED照明検知されず チャンネル2LED照明検知・接続
LED3	OFF ON	チャンネル3LED照明検知されず チャンネル3LED照明検知・接続
LED4	OFF ON	チャンネル4LED照明検知されず チャンネル4LED照明検知・接続
LED1-4	点滅	エラー・Error

アプリケーション例：コントローラーへの接続

商品コード・型式	構成/内容		価格
CTR-52	4ch制御コントローラー	４チャンネル制御（個別or連動） Modbusインタフェイス（SDK）	お問い合わせ
CTR-50	標準コントローラー	１チャンネル・UpTo 4A 定常光 & ストロボ（２m秒間隔）	お問い合わせ
CTR-51	高速・高精度コントローラー	１チャンネル・高速・高精度制御（５μ秒～100m秒）	お問い合わせ

安全にお使いいただくために

このLED照明をご使用前に、警告とアプリケーションに関する注意事項を必ずご一読ください。

• 注１：本ユニットは屋内使用の仕様です。屋外では使用できません。
• 注２：安全性
  設置やメンテナンスを始める前に、ユニット・デバイスから電源は外してください。
  故障により人身傷害が発生する可能性がある場合は、直ちにユニット・デバイスの使用を停止してください。
• 注３：電気
  ハウジングは電源のアースから電気的に絶縁されています。
  許容動作電圧を超えたりチャンネルあたりの最大許容スイッチング電流を超える場合、ユニット・デバイスの破壊や接続されたLED照明モジュールの寿命の大幅な短縮につながる可能性があります。
• 注４：機械的統合
  コントローラーはトップハットのレールに取り付けるように設計されています。
  クリップを使用してユニットをトップハットのレールにロックできます。
  熱の流れを最適化するには、次のユニットまでの左右の距離を10mmにすることを推奨します。