産業用UVCカメラのすすめ 産業用UVCカメラのすすめ

CSマウントとCマウント

CSマウントカメラ vs Cマウントカメラ どちらがいいか?

結論から申しますと、CSマウントカメラはCマウントカメラになれますが、CマウントカメラはCSマウントカメラにはなれません。つまり、確定的な用途が決まっていない場合や、1台のカメラを様々な用途に使ったりする場合は、CSマウントカメラの方が拡張性が高く優位性があります。

CSマウントカメラはCマウントになれる

CSマウントとCマウントとは非常に似ていますがフランジバックがそれぞれ、12.5mmと17.5mmといった違いがあります。フランジバックとはレンズ装着の面からセンサまでの距離です。つまり、CSマウントカメラにCマウントレンズをつけてフォーカスを合わせたい場合は、CSマウントカメラとCマウントレンズの間に5mmの接写リングを装着(=フランジバックを17.5mmに)することで、CSマウントカメラ→Cマウントカメラに変換し、Cマウントレンズでフォーカスを合わせられるようになります。逆に、CマウントカメラにCSマウントレンズをつけてフォーカスを合わせたい場合は、カメラのCマウント部分を5mm削る必要があるという事です。CSマウントカメラは5mmの接写リングがあれば、CSマウントレンズ、Cマウントレンズ両方に対応できるという事です。

The Imaging Source社のカメラには、C/CS変換リング(=5mm接写リング)が標準付属しており、Cマウント、CSマウントのいずれにも対応しています。

C/CS変換リング付属

Cマウントレンズを取り付ける場合は、以下のようにC/CS変換リング(=5mm接写リング)がカメラに付いている事を確認しましょう。

Cマウントレンズを取り付ける場合

CSマウントレンズを取り付ける場合は、以下のようにC/CS変換リング(=5mm接写リング)がカメラから外れている事を確認しましょう。

CSマウントレンズを取り付ける場合

魚眼レンズや広角なレンズなどはCSマウントである場合が多いです。また、固定のフランジバックの概念がそもそもないM12マウントミニレンズなどを用いるなど、幅広い光学系を採用する可能性がある場合は、CSマウントに対応しているカメラを選んでおきましょう。

産業用カメラでUVCカメラとして動作するもの

DFKシリーズ
UVCデバイスとして認識。C/CSマウントUSB2.0カメラ。小型で低価格。カメラ三脚標準付属。
DFKシリーズ
UVCデバイスとして認識。USB3.0Vision準拠。フレームバッファ搭載。
最新のPYTHON、Starvis、Pregiusセンサー搭載カメラ。
DFK-Fシリーズ
UVCデバイスとして認識。レンズ交換可能なオートフォーカスカメラ。
フォーカス位置をSDKからコントロール可能。USB2.0とUSB3.0のモデル有。