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Sony社CCDセンサ搭載カメラの販売終了について
いつも“開発工数を最小化するSDK付属”のThe Imaging Source社製産業用カメラをご利用いただき誠にありがとうございます。既にSONY社より周知されております通り、同社はCCDセンサの製造を終了しています。 SONY社製CCDを組み込んだThe Imaging Source社(以下TIS社)製産業用カメラを、自社製造検査装置に組み込みのお客様、及び自社検査ラインで継続的にご利用いただいているお客様に置かれましては、後継モデルへの移行の検討を早期に開始いただくようお願い申し上げます。
TIS社のCCDカメラの販売終了時期はいつか?
TIS社がカメラを製造できる限り継続させていただきます。ただし、TIS社がCCDセンサを調達できず供給ができなくなり次第販売は終了となりますので予めご了承ください。
CCDの次のモデルの検討にあたって、考慮すべきポイントは?
産業用カメラには解像度やフレームレートなど様々なスペックがございます。
考慮すべきポイントは①センササイズ、②解像度、③シャッター、④フレームレート、⑤画質の5つです。
センササイズ(1/2インチなど)が近いものを検討いただくと同じレンズをそのままご利用いただけます。弊社ではレンズも一緒に選定していますのでセンササイズが異なるカメラを後継機種として選びたい(ex もっと解像度を上げたい等)場合はお気軽にご相談ください。
撮影した画像を使って画像処理や文字認識、バーコード読取りなどをしている場合は解像度を減らすと認識率が低下することがございますのでご注意ください。
SONY社製CCDセンサはグローバルシャッターです。ローリングシャッター方式のセンサが搭載されたカメラで動いている被写体を撮影すると像が歪みますが、グローバルシャッターだとそうはなりません。初期のCMOSセンサのほとんどがローリングシャッターでしたが、最近はグローバルシャッターのCMOSセンサも増えてきています。被写体が動いている場合はグローバルシャッターのCMOSセンサカメラが後継機種の候補となります。
フレームレートとは、カメラから1秒間に何枚画像を出力するかという仕様です。CCDセンサからCMOSセンサへの置き換えにあたって、フレームレートが遅いモデルを選択すると、撮影対象物が速すぎて次のフレームまでに撮影できないという場合があります。現在ご利用のCCDカメラよりフレームレートが遅いモデルを検討する場合はこの点をご配慮ください。
SONY社はCCDセンサの生産を終了する代わりに、CCDセンサに匹敵するCMOSセンサPregiusをリリースしました。このセンサはグローバルシャッター・低ノイズ・高フレームレート・高感度で、Pregiusセンサ搭載モデルをCCDの後継センサとして選んでおけば基本的には問題ありません。しかしながら、画質においてはやはりCCDセンサは非常に優れた色の再現性を発揮しバイオサイエンスの分野では重宝されています。
具体的な後継モデルは?
該当モデルと代替後継CMOSカメラは以下の通りです。詳細の情報が必要な場合はそれぞれの個別ページをご参照ください。また該当モデルは、弊社のTIS社カメラの個別ページの上部に「Sony社CCDセンサ搭載カメラの販売終了について」とそれぞれ記載をしています。
カラーCCDカメラ⇒代替後継CMOSカメラ | モノクロCCDカメラ⇒代替後継CMOSカメラ |
---|---|
DFK33U618、DFK23U618 ⇒ DFK33UX287 | DMK33U618、DMK23U618 ⇒ DMK33UX287 |
DFK23U445 ⇒ DFK33UX273、DFK33UP1300 | DMK23U445 ⇒ DMK33UX273、DMK33UP1300 |
DFK23U274 ⇒ DFK33UX249 | DMK23U274 ⇒ DMK33UX249 |
DFK33G618 ⇒ DFK33GX287 | DMK33G618 ⇒ DMK33GX287 |
DFK33G445 ⇒ DFK33GX273、DFK33GP1300 | DMK33G445 ⇒ DMK33GX273、DMK33GP1300 |
DFK33G274 ⇒ DFK33GX249 | DMK33G274 ⇒ DMK33GX249 |
DMK23U274.WG ⇒ DMK33UX265.WG |
CCDセンサのすごかったところ
CCDセンサはRとGとBのアナログゲイン回路をカメラメーカ側で設計ができ、様々なチューニングを施すことができました。CMOSセンサはそのようなチューニングをカメラメーカ側で行う事が困難です。またCCDセンサそれ自体、ゲインを上げても低ノイズなセンサです。従って色味が重要な顕微鏡観察などバイオサイエンス系の分野では、CCDセンサカメラは非常に重宝されていましたし、”色の綺麗さ”というのもカメラメーカによって様々でした。概して、今後はカメラに搭載されたCMOSセンサ自体のスペックで画質が決まるようになります。最近のハイクオリティなCMOSセンサが完全上位互換というわけではありません。”画質”や”色”にこだわりのあるユーザ様もいらっしゃることを知る我々にとっては、非常に残念なことです。SONY社製CCDセンサでないとどうしてもだめだというお客様は、CCDセンサが枯渇する前に早めにご注文ください。また後継モデルの選定に不安のある方はお気軽にお問合せください。
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