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ハイパースペクトルセンサー・イメージ分光カメラ

製品名

RS-Package

リモートセンシングパッケージ


point
  • リモートセンシング用ハイパースペクトル計測システム
  • 撮影に必要な機器がセットになったパッケージ
  • DJI Matrice 300/350 RTK、600 Pro、Freefly Alta X対応
  • 高精度GPS/IMU搭載でカメラの位置・姿勢情報を取得
  • 指定エリアで撮影を開始するGPSトリガー対応
  • 測定データをオルソ画像に補正する機能を搭載
  • 最高クラスのSWaP(小型・軽量・省電力)を実現
  • LiDARセンサによる高精度DEM生成オプション

Headwall Photonics社のリモートセンシングパッケージは、ハイパースペクトルカメラをドローンなどのUAVに搭載して撮影するために必要な機器がセットになっています。

パッケージには、データストレージ、高精度GPS/IMUユニット、GPSアンテナ、ソフトウェア、分光反射率校正板などが含まれており、ハイパースペクトルカメラはNano HPMicroHyperspec SWIR640Co-Aligned HPがご利用いただけます。

FreeFly Alta XやDJI Matrice 600 Proなどプロフェッショナル空撮や産業用途向けドローンに搭載可能です。小型軽量のNano HPはDJI Matrice 300/350 RTKにも対応しています。

GPS/IMUからの取得データによって撮影を開始するトリガー設定や、撮影時の揺れにより生じる歪みを補正する機能を搭載しています。またオプションのLiDARツールを使用することで、高精度DEMファイルを生成し、オルソ補正に利用することができます。

※UAV本体は取り扱いしておりません。

仕様

商品コード(型番) RS-Package
ハイパースペクトルカメラ
波長 波長バンド数 ストレージ 重量
Nano HP 400-1000nm 340バンド 内蔵480GB SSD 約1.05kg
MicroHyperspec-SWIR640 900-2500nm 267バンド 外付け480GB HyperCore 約1.9kg
CoAligned HP 400-1000nm
900-2500nm
340/267バンド 内蔵480GB×2 約4.0kg
付属品
高精度GPS/IMU
(Nano HP/Co-Aligned HPは内蔵)
GPSアンテナ
標準反射タープ
(3m×3m、反射率:56%/30%/11%)
データ保存用ストレージ
(MicroHyperspec-SWIR640)
・露光調整用リファレンスターゲット
・撮影用ソフトウェア:HSInsight(VNIR)、Hyperspec III(SWIR)
・データ処理用ソフトウェア:SpectralView
・ラジオメトリック校正
・UgCS UAV用フライトコントロールソフトウェア
・マウントハードウェア

Nano HPがDJI Matrice 300/350 RTKに対応

DJI Matrice 300 RTKとMatrice 350 RTKは、DJIが開発した最新の産業用ドローンプラットフォームです。飛行時間は最大55分間という長時間飛行を実現し、最大ペイロード重量は2.7kgを有しています。HeadwallのNano HPの重量はわずか1.05kgで、LiDARオプションをつけても1.73kgであり、M300/350RTKに搭載することが可能です。
Nano HPは小型軽量なだけでなく、カメラ内部に可動部がなく、振動にも強い設計となっています。クイックリリース機構を利用しているため、簡単に付け外しが可能です。

GPS/IMUデータを利用した補正機能と撮影補助機能

オルソ補正機能

ラインスキャン型分光の欠点であったカメラ本体の揺れによる画像歪みに対して、GPS/IMUより正確なカメラの位置・傾きを計測することにより、オルソ画像に変換することが可能です。

リモートセンシング 補正前と補正後の違い
UgCSフライトコントロールソフトウェア

リモートセンシングパッケージには、UgCSフライトコントロールソフトが付属しています。このソフトウェアは、ドローンのフライトプランニングとコントロールのために使用します。撮影エリアを指定するだけで自動的に飛行ルートが設計されます。初回にドローンとカメラの情報登録、ルート設計を行えば、以降は同じ設定で利用できます。撮影前に、カメラの露光時間からドローンの飛行速度を決定し、速度情報を更新します。ソフトウェアの基本的な操作につきましては、チュートリアル動画をご参照ください。

ポリゴンツール&GPSトリガー

ポリゴンツールまたはUgCSソフトを使用して、測定領域の設定ファイル(.kml)を生成することができます。
GPS信号が設定されてたエリアに入ることで撮影を開始し、不要なデータの取得を避けることができます。

HSInsight
Hyperspec III
LiDARツール(オプション)

・ハイパースペクトルカメラとLiDARの統合システム
・ハイパースペクトルデータと点群データとを同時取得
・森林の林冠特性評価に優れたデュアルリターンに対応
・高精度GPSによる正確なポジショニング
・付属ソフトで高解像度のLAS/DEMファイルを生成

LiDARセンサは、レーザー光のパルスを使って正確に距離を測定することができます。全地球測位システム(GPS)および慣性計測装置(IMU)からの正確な測位データと組み合わせることで、LiDARのデータから地形のデジタル標高モデル(DEM)を作成することができます。このDEMデータはハイパースペクトルデータのオルソ補正プロセスで利用でき、高精度な補正を行うことができます。DEMデータはUSGS(米国地質調査所)から入手することもできますが、通常1m、粗いものでは30mの解像度となっています。国によっては費用がかかったり、入手が難しかったりすることもあります。

Headwallでは、高度、ロール、ピッチ、ヘディングの精度が高い高性能GPS/IMUを採用しています。これにより画像の歪みを大幅に減らし、複数画像のより正確なオルソモザイク処理を可能にします。更に、オプションのベースステーションを利用すると、PPK(Post Processing Kinematic)が利用できるようになります。飛行後1~2時間でデータがダウンロードできます。

ハイパースペクトルイメージングとLiDARの組み合わせは、それぞれのデータを同時に取得できるため、非常に効率的です。写真測量(フォトグラメトリ)では同じ個所を異なる角度から重複して撮影する必要がありますが、LiDARでは大幅に少ないオーバーラップで撮影が可能です。飛行時間も最小限に抑えることができます。LiDARは、Nano HP VNIRMicroHyperspec-SWIR640Co-Aligned HPの各モデルに対応しています。LiDARセンサの重量は1kg以下のため、総重量も大きく増えません。Nano HP VNIRはLiDARを加えても小型ドローンのDJI Matrice 300/350 RTKへ搭載が可能です。

上の画像は30mの解像度のDEMデータを用いて正射投影したもので、下の画像はLiDARで生成した10cmの解像度のDEMデータで同じハイパースペクトル画像を正射投影したものです。30mの粗いDEMデータでは、大きな歪みが発生しています。

価格

  商品コード(型番) 構成内容 価格
Nano HP NanoHP-RS Nano HPリモートセンシングパッケージ お問い合わせ
NanoHP-RS-Lidar Nano HPリモートセンシングパッケージ、LiDARツール お問い合わせ
NanoHP-lens VNIRレンズ(8/12/17mm) お問い合わせ
Co-Aligned HP CoAligned-RS Co-Aligned HPリモートセンシングパッケージ お問い合わせ
CoAligned-RS-Lidar Co-Aligned HPリモートセンシングパッケージ、LiDARツール お問い合わせ
MicroHyperspec-SWIR640 SWIR640-RS MicroHyperspec-SWIR640リモートセンシングパッケージ お問い合わせ
SWIR640-RS-Lidar MicroHyperspec-SWIR640リモートセンシングパッケージ、LiDARツール お問い合わせ
SWIR640-lens SWIRテレセントリックレンズ 25mm お問い合わせ

※注意事項

  • 付属品や内容は変更となる可能性がございます。

資料

  • Headwall Photonics 製品ラインナップ
  • Headwall Photonics イメージ分光の原理
  • Headwall Photonics アプリケーション
  • データ解析ソフトウェア
  • Headwall Photonics ソフトウェア
  • スキャンキット
  • Headwall Photonics データ保存・制御PC
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