Headwall Photonics, Inc.のハイパースペクトルカメラは、紫外－可視－近赤外－中赤外－遠赤外の各波長域において、波長毎の分光画像が取得できるイメージ分光センサーです。分光器を自社で設計・製造する技術を有しており、収差補正機能を搭載した独自のフォログラフィックグレーティングを用いた高効率・反射型分光エンジン（特許）を搭載しています。上位モデルの分光器は全てマスタで製造されており、高品質のデータ取得が可能です。高い波長分解能とオプティカルスループット・低迷光を実現し、高い精度が求められる分光計測に最適です。12～14bit出力センサーを標準ラインナップし、十分なデータ領域を確保しています。通常の製品ラインナップ以外にも、カスタムの分光器やハイパースペクトルカメラの設計開発にも対応しています。

用途に応じたオプションパッケージも充実しています。リモートセンシング向けの小型ハウジング設計のハイパースペクトルカメラは、ドローンやUAVなどの小型飛行機に搭載可能で、広範囲の分光データを高精度に測定することができます。他にも、ラボ内での撮影に適した照明とステージのセット、産業用・マシンビジョン向けに分類ソフトウェアとの連携を強化したモデルもございます。

2022年には高性能カスタム設計の光学部品を手掛けナノ・マイクロレプリケーション（高精細表面技術）で業界をリードする米国Holographix社と業界をリードする perClass Mira 分光画像分析ソフトウェアパッケージの開発会社である蘭国perClass社が、2024年にはハイパースペクトルイメージングの分野で産業用マシンビジョン向け技術の発展において重要な役割を担ってきた Inno-Spec社 が、Headwallグループとなりました。