ハイパースペクトルセンサー・イメージ分光カメラ
シリーズ名
SIFIS
シリーズ名
SIFIS
太陽誘起クロロフィル蛍光(SIF)イメージングセンサ 高分解能ハイパースペクトルカメラ
- 671nm-780nmの波長域で≤0.3nmの高分解能を実現
- クロロフィル蛍光測定/酸素分子Aバンド/Bバンドの分析に
- 高効率凸型Grating収差補正機能搭載 反射型分光エンジン(特許)
- 高感度電子冷却sCMOS(Scientific CMOS)を採用
- CameraLink HSインターフェイスによる高速通信
- 25mmテレセントリックレンズ付属
- 重量約6kgで、小型航空機でのリモートセンシングに対応可能
Headwall Photonics社のハイパースペクトルカメラは、独自の高効率凸型グレーティング・収差補正機能を用いた反射型分光エンジン(特許)は、高いオプティカルスループットと波長分解能を提供します。低迷光で高いS/Nを達成し、波長収差ゼロレベルを実現しています。SIFISは、671-780nmの波長域での高分解能分光を可能とし、太陽誘起クロロフィル蛍光(Solar-Induced Fluorescence, SIF)測定に対応したイメージ分光カメラです。
植物のクロロフィル分子に吸収され光合成に利用されなかった光は、より長い波長(赤色光)で再放出されます。この時に発せられた太陽誘起クロロフィル蛍光(SIF)は、植物の光合成活動を理解する上で重要な役割を果たします。クロロフィル蛍光(SIF)は植物の光合成活動を評価する上で有用な情報となり、光合成効率や植物生理、ストレス応答などについて理解を深めることができます。太陽誘起クロロフィル蛍光(SIF)はポイントで測定する測定器が使用されることが多いのですが、Headwall PhotonicsのSIFISはサブnmのスペクトル分解能と高い空間分解能を持っており、微弱なO2-AバンドおよびO2-Bバンドのデータ取得し、画像として捉えることができます。
特定のバンドにおける絶対スペクトル応答(ASR)関数の例。
実際の測定結果(赤い星)をガウス関数(青い線)で補間し、バンド中心(赤い線)の半値幅FWHM(緑の線)を算出。
提供:NASA Goddard Laser for Absolute Measurement of Radiance (GLAMR). (Paynter, Ian, Bruce Cook, Lawrence Corp, Jyoteshwar Nagol, and Joel McCorkel. 2020. 「Characterization of FIREFLY, an Imaging Spectrometer Designed for Remote Sensing of Solar Induced Fluorescence" Sensors 20, no. 17: 4682. https://doi.org/10.3390/s20174682)
仕様
商品コード(型番) | SIFIS |
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波長レンジ | 671-780nm |
半値幅(FWHM) | ≤0.3nm |
波長解像度 | 2134バンド |
空間解像度 | 1600ピクセル |
検出器 | sCMOS(Scientific CMOS) |
冷却装置 | 電子冷却 |
最大フレームレート | ≤52Hz(ビニングなし、HC-HDPUへ保存時) |
出力階調 | 16bit |
インターフェイス | CameraLink HS Fiber |
分光エンジン | 高効率凸型Grating・収差補正機能搭載反射型分光エンジン(特許) |
Aperture | F/2.5 |
レンズ | 25mm VNIRテレセントリックレンズ |
FOV(スキャン幅) | 23º(nominal) |
シャッター | 電気機械式 |
動作電圧 | 12-24V DC |
消費電力 | 10W typical、ピーク32W |
重量 | 約6kg(本体のみ) |
サイズ | 320 × 200 × 180mm(本体のみ) |
動作温度 | +10℃ ~ 40℃ |
動作湿度 | 10 - 80% RH |
付属品 | レンズ、フレームグラバーボード、電源、ケーブル、マニュアル、校正証明書 |