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Hesai Technology

会社紹介・製品シリーズラインナップ

Hesai Technology社について

Hesai Technology社は2014年に中国の上海にDr.Yifan“David”Li氏、Dr.Kai Sun氏、Shaoqing Xiang氏の3氏によって3D-LiDARのスタートアップとして設立される。LiDARセンサ事業の開始当初は他社のコピー品と揶揄され、そこから全てをHesai独自の設計で製品開発を行い高精度で高い品質をもった3D-LiDARの開発に成功する。そのパフォーマンスと信頼性は、2018年頃から徐々に米国の自動運転スタートアップ企業より評価を得て2019年からはHesaiの40P LiDARセンサがベストセラーとなり、米国の様々な実証実験のプログラムで採用された。そして、回転型3D-LiDARに関する特許訴訟では2020年にクロスライセンスという形で各社と和解している。

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自動運転バブルと共に沢山出現した3D-LiDARのスタートアップ企業の大半はバブルが崩壊した2020年頃から困難な事業運営に直面し合併や事業終了、破産などに至る中にあって、唯一堅実な成長を遂げているのがHesaiである。米国の自動運転やラストマイルデリバリーなどのスタートアップ企業から高い支持を得て販売実績も米国並びに中国やヨーロッパでも拡大し、今や国際的なビジネスレポートでも高い市場シェアを獲得していると評価されている。そして本格的な量産車向けに事業を拡大するため、これまでの回転型製品から前方センシング用の3D-LiDARも開発し、中国のEV車メーカーを中心に市販車で採用が急速に進んでいる。

マーケットシェアNo.1
Hesai(ヘサイ)×Nasdaq(ナスダック)

実証実験などを主体としたロボタクシー、ラストマイルデリバリー車、産業用AGV関連の採用に加えて、市販車のOEMも獲得していることから売上額も日本円で約200億円規模になり、2023年2月に米国のNasdaq株式市場への上場も果たしている。

Hesaiは独自技術にこだわり、回転型ではASICを実装したLiDARチップをモジュール化したコア部品を世界で最初に製品へ採用し、ASICも第一世代から現在は第二世代を製品へ展開、平行して第三世代の開発にも取り組みモジュール各部品の自給率向上にも力を入れている。このモジュール化されたLiDARチップコアは製品キャリブレーションの工数削減と安定したLiDARパフォーマンスを提供し、製品の信頼性向上に貢献している。HesaiのLiDAR生産工場ではオートメーション化も進み、主力製品を製造する第一と第二工場、オートモーティブ向けの第三工場など複数の工場を有し、次世代製造プロセスを採用する第四工場およびグローバルな供給体制を整える為に、タイ・メキシコでの生産工場の建設を予定している。

Hesai Technology LiDAR生産工場

自動運転の発展により、自動車の内部システムはより複雑になり、人・道路・車両・クラウドベースの情報と相互利用が一般的になってきました。

データの保存・送受信の場が自動車本体になり、情報漏洩やハッキングなどサイバー攻撃への対策が重要視されている現在、Hesaiは2023年3月にドイツの第三者試験認証機関によるISO/SAE 21434-自動車サイバーセキュリティ管理認証を取得し、世界初のISO/SAE 21434認証LiDARメーカーとなりました。

Hesaiが採用したデータ署名、暗号化、クライアント認証などのコア技術は、LiDARの安全な動作、安全なデータを保証し、ハッカーによるデータ改ざん等のセキュリティの脅威に対する防御能力を高めます。

HesaiのLiDAR製品は、長年の研究と技術投資に基づいて独自開発されたもので、競合製品よりも高性能/高品質でセキュリティ対策された安全なLiDARは、中国以外でも日本や欧米の世界中の自動運転市場に支持されています。

米中の政治的な対立がある中でも、米国自動車メーカーとの合弁で2社、ドイツの自動車メーカーで1社の採用が確定し、中国のEV自動車メーカーを中心に15社で採用され、あらためてHesai社のLiDARセンサの開発力、技術、生産力、品質管理に注目が集まっています。

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